利上げ見送りと新興国通貨
結局、利上げは見送りとなった。
大山鳴動してネズミ一匹
トルコリラ円も39円台後半と、
波乱なく推移しています。
利上げによって新興国が打撃を受けると
いう先入観?から、売り込まれていたので
利上げをしてあく抜けしたほうが良かったのかも
なんて思っています。
見送ったということで、結局、
アメリカが中国経済の影響力の大きさを
追認したという事実だけが残ってしまったわけで・・。
アメリカという国は、何事も自分たちのペースで
決めなければ気がすまないたちなので、
中国に自分たちの利上げのタイミングをかき回された
ということは不本意であろうと思います。
続いていました。
これはポジショントークになってしまいますが、
利上げをしてもトルコリラも大した影響は
受けないような気がします。
噂で買って(売って)、事実で売れ(買え)
という格言もありますしね。
下落への耐性
昨日トルコリラの悲観シナリオとしては、
20円もあり得ると申し上げましたが、
それが現実にならないことを祈るばかりです。
ドル/円 が80円
ドル/トルコリラ が 4.00
で20円となるわけです。
長期的には、十分可能性はありますよね。
まあ、そこまでいかないにしても、
ドル/円 が100円くらいは普通にありそうですし、
ドル/トルコリラ を 3.50
としても 30円は切ってしまいますよね。
それに耐えられないなら、とてもスワップ派は
名乗れないと思うのです。
スワップで運用していて、
たまたまキャピタルゲインも出た、
という方がスワップ派を名乗っている時期も
ありましたが、そういうのは違うと思うんです。
それは差益におまけでスワップが付いてきた
という程度の話でして・・・。
スワップだけで証拠金を回収してはじめて
スワップ派と名乗れるのではないかと・・・。
もちろん、始めたばかりの自分に言う権利は
ないのですが、いつかはそういう境地に達したい、
なんて思っています。
その前に証拠金積み増さないと・・。
まるで底無し沼 トルコ円の下落
週明けのトルコリラですが、トルコが開催国の
G20で「通貨安競争を阻止」と声明が出されたものの、
具体性に欠け、窓明け下落で始まりました。
まだまだ世界的リスクオフのセンチメントは
払拭できないようです。
それにしても、トルコリラ、一体どこまで
下がるのですかね?
まさに底なし沼のような恐怖です。
自分はポジション取るタイミングは明らかに
間違えました。これは認めざるを得ません。
最悪なシナリオとしては、今の半値である
20円近辺まで覚悟したほうがいいかもしれません。
少々楽観的なシナリオの場合で、36円が大底という
感じでしょうか。
20円まで下がったら、今の私のレバレッジだと、
当然強制ロスカットですので、追加で入金が必要
となってしまいます。35円割れてきたら追加入金するか
考えたいと思います。
でも自分の場合、ある程度は吹っ切れてますので、
下がっても今は比較的冷静です。
リーマンショック後の豪ドルの50円台も、今から
考えれば、仕込み時だったと言えますが、
下落トレンドの途中は、みんな恐怖で、
周りが見えなくなっているのです。
市場参加者の全員が悲観に傾いた時、やっと底打ちを
するのが相場ですからね。
自分は客観的な視点を持ちつつ、静観したいと思います。